めがねぱんち

雑記帳

家族という宗教

安倍晋三元首相が、奈良に住む私のすぐそばで襲撃され亡くなりました。犯人について、母親が統一教会の信者で、その恨みによる犯行という話が、海外の報道がソースとしてTwitterで流れて、今日はテレビでも流れています。

私は、宗教にも家族にも、愛憎を人より持っていると思うので、頭と記憶の整理もふまえて書きます。TLではない場所なら、なんか許される気がしているので最近記事多いな。いきます。

 

私の祖母は、熱心な創価学会員でした。戦争体験者の大正生まれで、母が赤ちゃんの頃に離婚を経験しています。今よりずっと離婚率が低く、女性の地位が低かったとき女手一つで生きて子供を食べさせて育てるのはとても大変で、宗教の友達に仕事を紹介してもらったり色々と助けてもらった話を聞いたことがあります。母からは、バブルの頃には数億円の寄付をしていた、許せないという話を後年聞いたことがあります。

私がお題目を唱えさせられてた頃は幼すぎて少ししか記憶がないし、大きくなる頃には学会のゴタゴタで祖母が学会から離れたので、実際にどうだったかは知りません。

 

母は祖母から、叱責で、定規で殴られることがよくあったそうです。母の進学先は祖母が決め、無理やり高校で寮に入れられた、学会にも無理やり入らされた、本当に嫌だったから、あなたたちには同じ事はしないと、私と姉に言っていました。まあ、しました。そうはならないという自己暗示だったんでしょうし、祖母と自分に負けたんでしょう。仕方ないね。

 

さて、学会のゴタゴタから離れた祖母は、別の新興宗教に入ります。大人になってから知ったんだけど、新興宗教をハシゴするのはあまり珍しくないみたいですね。一人が抜けて別のところに入ると、友達が塾かえるなら私も〜みたいなノリで移っていくみたい。

うつった先は、テカザシ系教会です。

偉い人の手を頭や患部にかざすと仕事や学業がうまく行ったりガンが治ったりする!ってものです。とてもよくあるやつです。

ここには10年以上いて、教会にもよく連れて行かれたので施設や習慣などの記憶はありますが、詳細は省きます。

母は祖母に勧誘される形で付き合っていて、私と姉と父は母に強制的に連れて行かれていました。

小学校高学年から中高生くらいの時期だったので、毎週末に新興宗教の施設(派手でピカピカ)に家族で行く異質さみたいなものは気づいていたし、我が家はお小遣い制じゃなく欲しいものがあれば母を説得してお金をもらう制度だったので「そんなの買わないわよ、うちは貧乏なんだから」とよく言われていて、貧乏なのになんで教会に毎週何万円も払うんだろうと不満もたまっていました(当時は貧乏を信じてたけど、普通にうちは裕福なほうだった)

 

母と宗教への嫌悪が決定的になったのは高校受験の時。

私は反抗的だったので母に叱られる毎日。母との確執や素直に愛される姉へのコンプレックスで、姉よりも偏差値がいい高校にぜったいに合格すると、意地で勉強をがんばっていて結果合格したんです。

褒められたことほとんどないけどさすがにこれは褒めてもらえるだろう!と母に報告した私に母が言った言葉は「すごい、よくお祈りしたおかげね」でした。

あー、母の中で、私がした失敗や反抗は私のせいで、私がした成功は宗教や母のおかげになるんだな、という絶望。ちなみに母はこの言葉や過去を覚えてません。母曰く私は悲劇のヒロインに酔ってるだけだそうです。ソウカモネ。

 

私は高校中退して、16歳で家をでました。男性と同棲したり、フリーターなどをやって数年過ごしました。当時の彼氏から両親に「めがぱんのことを否定するだけじゃなく話を聞いてあげてほしい」と話してくれることもあったけど「若い男に何がわかる」という感じで全然無理でした。でも、家以外の、外の世界なら私の味方になって愛してくれる人もいるんだなと思えたのはありがたかった。

 

20代のころ、姉が死にました。そこでやっと、母も祖母も宗教をやめました。あんなにお祈りしたのにって私に言われても、嫌悪感しかなかった。そういうとこやぞ。

姉のことの恨みや、泣いて話すのを、私が仕事終わった後に毎日聞きつづける日々がはじまりました。私も疲れてるとかしんどいとか私にも将来と生活があるからと言うと「冷たい」「ひどい」「こんなこと家族にしかいえない」「育ててやったのに」と責められます。そこに宗教、本当は福祉や医療を使えよと思う。

以前からわりとそうではあったんですが、母と娘の関係が逆転し、母に甘えた記憶がないまま、母に甘えられる立場になりました。

 

祖母は数年前に亡くなりました。今、私と母はほぼ絶縁状態なのですが、最後まで「いつかはまた仲良くできるわよね、母をよろしくね」と言っていました。祖母はおそらく母にとっての良い母ではなかったけど、私にとっては良い祖母でした。趣味も合ったし、好きだった。

 

 

脱線がやばいので省略し、紆余曲折ありまして。今の夫と結婚して奈良に住むことになりました。奈良は有名な神社仏閣もたくさんあるし、道端にお地蔵さんがたくさんあって。宗教が生活に根付いていて、お水やお花を取り替えたり掃除してたり祈ったりする人をよく見かけます。

夫の実家では毎月、月命日にはお寺さんがきて、仏壇にお経をとなえて世間話をして、仏壇の横には数千円を封筒に入れてて、それを持って帰ってもらう。

こういう生活をしている人がいるんだな、と思ったし「宗教」って雑な括りで嫌悪するのはおかしいなと、自然と思いました。自分のためで人のためだったり、文化だったり、コミュニティだったり、話し相手だったり、支え合いだったりするんだな、と。

 

奈良では、東京にいるときより、知らない人に話しかけられたり親切にされたり、話しかけたりすることが増えました。

駅で舌打ちされたり歩いてる人に暴言を吐かれたりすることもないし、奈良交通は走っておいかけるひとをバスを停めてのせてくれるし、なんだか街がゆったりしています。

引っ越してきてから知ったのですが、奈良の自殺率は全国で1番低いそうです。

 

奈良に住んで10年、新興宗教だけの話でいうと

奈良市の隣には、新興宗教天理教で有名な天理市があります。いぜん難しい病気で「あそこなら治療してくれます」と紹介されたのは、天理教が運営している病院でした。信者以外の患者も受け入れる先進医療の病院です。天理教の信者の方と一緒に仕事をしたことがありますが、天理教に勧誘されたことは一度もありません。

創価学会には、デパートの屋上で座っていたときに一度勧誘されたことがあります。興味ないですと言ったらごめんなさいねと去っていきました。選挙の時に「あーこの人そうなのねー」と思うことはありますが、良い人だったらその後も普通に仲良くするし何も思わない。

エホバと幸福の科学はチラシ入ってたことがあるくらいであまり知らない。

統一教会系は今まで接点が全くない。習慣は、事件の前からネットで読んで知ってました。

 

さて。話を最初に戻すと

今回の安倍元首相の事件も、宗教のせいというよりは、家族や子供の孤立と確執じゃないか?と、宗教3世(?)の、私は思います。

親の金は親の金で、使い道は子供にはどうしようもないので、親が変わらないなら、子供が離れるしかない。きついけど。

統一教会だとか、宗教だとか、セミナーや自己啓発だとか、対象が何なのかは、あまり関係ないと思います。

 

「家族みんな仲良く」「親は子を、子は親を当然愛するもの」「愛は悲劇をうまない」いう宗教から脱して、親を捨てなきゃいけない。親を恨むのが、ゆるすのが、つらいからといって、外部の、他のものを憎んではいけない。

私は今も、そうしています。

 

生まれたときの家族は自分で選べないけど、結婚して新しくつくる家族は自分で作れるし、悲しいなら連鎖はどこかで絶たないといけない。家族はその数だけいろんな形があることも、結婚してから学びました。結婚はいいぞ。

 

生きづらいなら、武器をつくることより、病院や行政に頼れたり、お友達や恋人やなんでもいいけど、自分にとっての居場所とか味方がいたら、現実は違っていたかなとか思って、ニュースを見ています。

病院や行政は、自分からきてくれる人しか救えないし、思い通りの対応してくれないこともあるけど、人に頼ることを、助けてっていうことを、諦めてほしくないと思う。

 

すべての命と平和に、祈りを込めて。

ZOCという呪いを解くライブだった

大森靖子が好きだ。

彼女の言葉、音楽は、私が生活の中で感じる「死にたい」瞬間を、私より上手に切り取って歌にしてくれる。ライブで私の代わりに泣いて叫んで暴れて輝いて寄り添ってくれる。そういう人を他に知らない。

 

大森靖子がアイドルをつくった時、嬉しいと思った大森靖子ファンはどれくらいいたんだろう。

ZOCの初期メンバーは西井を除く全員がミスID関連で、大森靖子は審査員をしていたが、ミスIDはそもそもアイドルになるためのスカウトやコンテストというよりは、ネットで有名になるよねくらいの認識のオーディションで、優勝したからといって大森靖子プロデュースでデビューなんて代物ではなかった。

※のちに、ミスID優勝者などにアイドルになりませんかとスカウトする事務所がありトラブルになるパターンが増えたのでそれなら私がやるという気持ちもあったと語っている。

 

審査員をしてるのは知ってたし、大森靖子ソロ曲のMVにミスIDの子たちがでたりしたので知ってる顔はいたが、私としては「私のために曲を書いてくれてた大森さん」が若いアイドルの子にいくのは嫌だなぁが正直な気持ちだった。実際、ソロは好きだけどZOCは嫌いってファンは多かったと思う。大森靖子自身も認識していたし、だから大森ソロの曲のリリースも、ライブの頻度も落とさなかった。むしろあがった。

 

ZOCがわざと炎上したことはないし、そのたびにノーダメージなわけがないほど大森靖子は繊細な人で、ZOCやめてソロだけやってろとか、曲だけ書いてろとか、きっと大森自身がいちばん大森に対して言っていて、だけどそれじゃ意味がないからと続けてきたのが、ZOCだった。

 

音声流出のとき、私も彼女にDMで、流出させた人を訴えて欲しいお金は私が出しますと書いた。今思い返すと恥ずかしい。大森靖子は私たちが思うよりずっと弱く強く美しいニンゲンで、超歌手だった。

既読や返事じゃなく、公式からの訴訟のお知らせなんてものじゃなく、MAPAができて、アルバムを聴いた。

 

先日初めてMAPAのライブに行けた。何度も聞いた曲を踊って歌って汗をかくMAPAは美しくて、MAPAができたことがとても嬉しい。

大森靖子は愛して作り続けるヒトだ。そんな彼女が作るもの、それを体現してくれるメンバー全員が私は愛おしいし、ライブを見てる時はいつも「今日まで生きてて良かったな」って思う。

 

ZOCは初期曲、family nameあたりのイメージで家「族」との確執を歌っていたから、そういう女の子たちに支持されていたのもあって、新メンバーの鎮目のどかが入った時「ZOCっぽくない」と書かれていたけど、私はインタビューでのどかが「家族の仲がよければ孤独じゃないなんて思わないで欲しい」みたいなことを言ってた記憶があって、そりゃそうだよね、なんなら条件が満たされてるのに孤独が満たされないのってつらいよねってすんなり理解した。孤独を孤立させない、支配領域というZOCのコンセプトはすべてのヒト、「女の子」と一般的に呼ばれない年齢や性別の人も含めて、孤独を孤立させないって事だったと思うし、そもそも大森靖子自身も両親は堅い職業で有名美大卒で。

だからわからない、じゃなくて、だけどわかりたいよ、をやってきたグループだった。メンバーだけじゃなく、ファンも含めて。

 

彼女たちは可愛いし、だけど全然可愛くない時とか可愛くないところもあって、そこまで含めて可愛い。

 

大森靖子やZOCのファンの多くがネットに記事を書かないのは、反論できないからじゃなく、反論しても意味がないし、ファンが反論することで本人たちの邪魔になりたくないと思ってるからだと、私は理解していて、炎上の詳細の時系列をまとめたwikiを、非公開で書いていたんだけど、ZOCが全クリされた今はもう要らないなと思ってすべて消した。

 

神田沙也加さん関連のことも、変にバズるとかじゃなく、じわじわと音楽が届いていっているのがわたしは嬉しいし、tiffany tiffanyの前の大森靖子の語りで泣きながら思ったのは、神田沙也加さんがZOCを選んでくれて大森靖子を救ってくれて本当に奇跡だったんだなってことだった。

 

藍染が歌うとき、客席を見る表情をみて、すんなりと、女神だなと思った。ZOCのメンバーはずっと大森靖子という表現者MUSE(インスピレーションを湧き立てる存在)ではあったけど、みんな本当に儚さと美しさが増してるような気がする。努力を続けた人だけが到着できる境地にいるし、これからも見続けられるのが嬉しい。いつか卒業しちゃうことがあっても、彼女たちが続けたいと思う限り応援したいと思っている。

 

言葉、呪いは、のろいであり、まじないだから、何度も曲を聴いたり、RTされるたびにチカラを増してしまうから、なるべくセンセーショナルさを消してこの記事を書いた。

のろいも、まじないも、最初に始めた人しか解けない。素晴らしい最後だった。

私はZOCという呪いに何度も救われた。ありがとう。新曲も素敵だし、これからもZOC曲はライブでやってくれるんじゃないかな〜と思ってるから、悲しいことなんて何もないよ。

自分の不幸は自分のせいって思わなくてよくね?

タイトルは好きなアイドルの歌詞です。

 

小さい時「世界には食べられない人もいるんだから好き嫌いせず何でも残さず食べなさい」って言われた。私は何でも残さず食べるけど、この言葉はまだ消化できずにいる。友達は100人も要らないし、小学校で習うことは嘘ばかりだった。あ、早寝早起きだけマスターしておくべき。

 

世界には食べられない人もいるんだからって今も言うのかな。世界どころか、同じ国で同世代の貧困や虐待のニュースが、テレビやネットで、私のすぐそばに、地続きである感覚があって、それでも美味しいものは食べたいし美味しくないもので太りたくない。

不幸を見慣れている。虐待に心を痛めるよりも、ああまたそのパターンねと分類してしまう方が楽で、虐待あるある、貧困あるある、毒親あるあるだねーって思ってしまう。不幸の形はみんな違うのに。

不幸はみんな違う形をしているが幸せの形はみんな似ていると書いたのは誰だったか、思い出せないな。

 

不幸を見慣れて、私なんてマシでぜんぜん幸せな方って自分を分類して誤魔化してると、自分が不幸って思うのに時間がかかって折れたときのリカバリーが大変なので、そんなマインドはぶん投げたらいいと思う。

悲しいとかつらいとか、私やあなたの不幸は私だけのものだから、誰と比べてとかじゃないんだよ。殴る蹴るよりつらい言葉や精神の暴力もあるし、社会にはなんだかんだで階層があるから、高学歴な人に囲まれるとみんな家族仲良くて愛されてたみたいな人ばかりだし。異質で生きるのはやっぱり大変だもの。

 

不幸も幸せも、ジンワリと受け入れるものなんだと思う。

人間は慣習の生き物だから、不幸に沈んでいるのはそれはそれで楽なんだけど、焦りとか、残りの人生このままでいいのかな〜とかたまに考えて、しんどいことはなるべく減らして、自分が幸せだなーって思う時間を増やしていけたらいいよね。アイドルのライブに行くとか、おすすめです

通院と薬のこと

さきほど数えたら今夜飲んだのは10粒(錠)だった。婦人科と皮膚科の薬も含んでいるので一般的に多いかどうかはわからないが、市販のピルケースには入らないのでおそらく多い方だろう。

 

主治医からは「この薬は最低◯mg、最高◯mgまで飲む」みたいな情報を共有してもらっていて、メンタルの具合に合わせて自分で調整して飲んでいる。通院の際には今こんな感じで飲んでてこんな感じの生活おくってますって報告とアドバイスをもらう感じ。

あとは普段なにが気になるかとか、出来事にどうやって対処したかなどを伝える。メンタル系の本で読んだのがあればそれも報告するし、おすすめの本を聞いて読むこともある。私の場合は夫も診察室に入るので、家族から見た様子もカルテに残している。

認知行動療法としてノートに書いて提出すると先生が読んでアドバイスをくれたりもするらしいが、やったことはない。Twitterで近いことはやっている。

 

他に非常用の頓服薬も持っているが、半年から1年に一度飲むか飲まないか程度。これは脳内戦争やヒステリーや悲しみが強くなりすぎた時に飲む。

 

最近は睡眠薬を変えて、かなり楽になったのでそれも書こう。

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私は以前からよくあった「脳の機能を落として眠くする薬」が効きづらく、数種類試したが、眠れないのに頭がぼーっとして倒れるみたいなことになり怖くてやめてたのだけど。

「眠気を強くする」タイプの新しい薬を飲んでみようと試してから劇的に眠れるようになった。私の場合はデエビゴを飲んでいる。起きた後も薬が残りにくく、とても良いなぁと思っている。

昼に寝てしまって昼夜逆転しそうなときも薬で眠れるので本来のペースを取り戻しやすく、とても助かる。

 

従来の睡眠薬が合わなくてデエビゴを飲む前は、他の精神薬の副作用を利用して寝ていた。

子供の頃から「寝たいのに眠れない」のが本当に苦痛だったので、こんな小さな錠剤で自然と眠れるなんてすごいなーと思う。

 

薬に関しては(特にネットだと)色々な意見を目にするが、私は今やめたいとか無理に減らしたいとは全く思っていない。

高血圧の人が血圧を下げる薬を飲むように、私はメンタルの薬を飲み続けてやっと社会生活を快適に過ごせるようになったなぁと思っている。

50代から、遅くても80代くらいになれば皆だいたい何らかの理由で薬を飲むので、私はそれが人より早いなぁくらいの感覚。

 

通院して随分経ったが、変わった薬もやめた薬もあるし、困ってることがあれば新しい薬を試してみる?と言ってくれて、飲んでみてダメならやめたりもしている。

その時々で必要な薬を飲むことを選択している実感があり、これは主治医との信頼関係のおかげだと思う。

夫が協力的で、夫の家族も偏見を持たずに接してくれるので、その安心感も大きい。

病気はもう受け入れたが、病気を言い訳に何もしないのはダサいので、なるべくできるときにできることは懸命にしようと思っている。

あまりこういう話はネットにない気がしたので書いてみました。過去や未来を考えすぎず、今を快適にすることを第一にしてみるのもいいと思うよという話でした(そうなんだ)

奈良バスターミルにニューオープンの「鹿珈(ロカ)」に行ってきた

め2022/4/28 オープンのLunch & Cafe 鹿珈(ロカ)に行ってきた。

 

(おそらく)経営母体は新大宮の桃谷樓。

 

バスターミナルオープン時も奈良国立博物館横の豆鹿カフェと同じ雰囲気のカフェを作っていたがコロナ禍の影響でほぼオープンすることなく…改装され今回の新店舗ロカと、隣にはかき氷ほうせき箱系のSOUSUKEになった。

SOUSUKEは先日行ったが、ロカはオープン前から行きたいと思いつつ今回初訪問。

 

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ネットで事前に情報収集し「平日ランチ880円」を狙う。

店内のメニューに平日ランチの記載がなく、時間も遅めだったので「ランチのオーダーはまだ大丈夫ですか?平日ランチをお願いしたいんですが…」と関西のおばちゃん力を発揮して店員さんにお聞きした。イケメン店員さんは笑顔で「大丈夫ですよ〜」と返してくれて。でてきたのはこれー。テーブルオーダーと素早いサーブも嬉しい。

 

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お皿が!めちゃくちゃ大きい!(のが伝わらないだろうと思ってピースを入れた✌️)

薄めのハンバーグのソースが美味しく、スープは色んな豆が入っている。野菜はノンドレッシングなのでオリーブオイルと岩塩と胡椒で食べる。

 

このみー!かなりすき。

 

週替わりですか?と聞いたら来月からは曜日固定にしようかなーと思ってますが今は本当に日替わりなんですとのこと。

サービスでアイスコーヒーも貰いました。お得すぎる。

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5月中はSOUSUKE、ロクのレシートを見せるとお土産ショップも割引されるそうです。お得すぎる。

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メニューと店内写真。バスターミナルは屋上もありベンチが多いのでアイスや飲み物買うのも楽しそうね。夏とかね。

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低糖質高タンパクオススメのお店。奈良だとそういうところ少ないので嬉しい〜。ロースト系も美味しそう。また行こ〜

 

たばこをやめたい

今たばこを吸いながらこれを書いている

 

アイコスにして5年経っていた。f:id:megapan:20220406205558p:image

私がはじめてタバコを吸ったのは14歳だから、もう20年もの間、タバコを吸っている

 

20年経てばそりゃもう社会も代わる。

会社が喫煙不可になり、カフェやレストランの喫煙席が消え、屋外に追い出されたと思ったら喫煙所すらコロナで封鎖になった。自宅か車か、残された数少ない喫煙できる場所を求めて彷徨う日々。

みな非喫煙者であることが当然で、タバコ吸うんですというと吃驚されることも多い。

 

当然肩身が狭い。やめようと何度もした。

付き合っていた男に必死に説得されて吸わない約束をしたが、結局彼よりもタバコを選んだ。私の心にとっては彼の方が害だったのだ。

 

希死念慮をずっと持っていたので「健康被害のリスクが」と言われてもやったー早く死にたいわーなので無意味。

 

喫煙外来にも行った。しかし禁煙の飲み薬は鬱経験者は使えない。自殺率が上がるそうだ。

ので、パッチでやったが、結局ドクターストップがかかった。(元々メンタルが不調になったらとめますといわれていた)

 

2ヶ月入院してすっかりニコチンが抜けた後、退院して最初にしたのは喫煙だった。1週間我慢できたら禁煙できるは嘘である。禁煙セラピーも当然読んだ。

 

今の主治医(心療内科)には、タバコはやめるなと言われている。けど世間様にはそんなこと関係ないので相変わらず肩身は狭い。アイコスにしてからは紙巻タバコの横にいると煙いなと感じるので、どこで吸ってても孤独という感じ。

 

人と会う時は、喫煙室がついてるカフェやレストランが一番助かる。新幹線の喫煙ルームみたいなやつね。でもこれも法律やコストの関係で今は難しいみたい。屋外じゃないとダメとか色々あるみたいだ。

人の目の前で吸う時には許可を取ってるし、苦手と言われたら吸わないように頑張っている。

 

昔280円で買ってたタバコは550円になった。

いつか1000円になると昔から言われてるけど、さっさと1000円にして、集めた税金で各喫煙所の清掃とかカフェなどへの支援金などをやってほしい。もしくはもう売ってほしくないのだ。

突然売らなくなれば多分わたしと同じような依存症の人への社会の注目が集まると思うので。

 

はじめからタバコ吸っていない人にやめろと説教されると、心の中で許しながら「そうですね」って言ってる。

たまたまタバコを吸う機会がなかったなら生まれた時代が良かったねだし、やめられたのは意志じゃないと思うし。私は酒もやめたし20kg痩せてBMI19になった経験がある。意思ならとっくにやめている。

 

メンタル疾患を抱えた人の禁煙をサポートする(入院して経過観察してくれる)病院は日本にひとつあるが遠くて断念した。

アルコール依存も他のメンタル疾患と合わさっていることも多いそうで。

アルコール依存は診ない病院も多いからあれもなかなか大変そうだ。

 

話がとっ散らかってきたのでこのへんで。

あーたばこやめたい

金春流のお能を見て雛人形の並べ方を学んだ

2022/3/5(土)、お能のイベントに参加しました。

 

タイトルは「はじまりの地~奈良で楽しむ能の宴 案内役 大倉源次郎」

奈良あるある、イベントタイトルが長い(笑)

 

場所は「奈良春日野国際フォーラム「甍」能楽ホール」

奈良の人に「イラカです」と言っても「?」となりがちですが…「奈良公園飛火野あたりの新公会堂です」というと「ああ!」となるアレです。

 

事前予約の定員250名、無料招待でした。

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とっても良い席!普通の公演なら安くても5000円はするだろうな〜。

 

まず金春(コンパル)流の金春穂高さんより、お能と奈良の関わりや、今年没後1400年記念行事を多くやっている聖徳太子との関わりについてご説明がありました。

金春流についての説明は詳しいサイトに譲ります→ https://www.the-noh.com/jp/sekai/shite.html

 

続いて息子さんである金春飛翔(ヒカル)さんより本日の演目の羽衣についての説明がありました。天女が落としたハゴロモを漁師が拾って返す羽衣は能のなかでも有名な話なので私も知ってましたが、かなり丁寧な説明でわかりやすかったです。また、今回はチラシにもある通り「羽衣 替ノ型」。替ノ型(カエノカタ)とは通常とは違う演出や、お話を短くした形で演じること。

なぜ替ノ型ができたのかの逸話も面白く、歴史が長く格式高い金春流でやるのはかなり珍しいと聞いて、なんだか得した気持ちに。

 

続いて、タイトルにもなっている大倉源次郎さんが楽器を持ったみなさんと登場。

「むかって右から、笛、小鼓、大鼓、太鼓。

ここに謡が加わると五人囃子です、今の私達は四人囃子ですね。お雛様並べるときには思い出してください。右から順に口から遠くなります。

扇子を持った謡(口)、息で吹く笛、肩で叩く小鼓、膝に乗せる大鼓、床に置いた太鼓」

うーん面白い!お能ってなかなかとっつきづらいイメージがある文化だけど、生活のすぐそばにあるものに繋がって根付いてるものなんだなぁと改めて実感したお話でした。

 

短い休憩をはさんだあとはいよいよ羽衣替ノ型を鑑賞。

説明を聞いたあとなのでシテワキの動きや動きだけでなく鼓や笛にも注目しながら観ました。ふだんお能をみるときは理解しようと頑張りながらやガイドを聴きながら観ますが、いつもより集中できた気がします。

奈良に住んだのも何かの縁。もっとお能を知りたいなまた観たいなと思ったのでした。